お風呂をきれいに保つ方法【2026年】カビ・水垢を防ぐ毎日の掃除習慣
お風呂は、体を洗うたびに皮脂や石けんかすが付き、壁や床には水滴が残ります。汚れと湿気をそのままにすると、カビ、水垢、ピンク色の汚れが目立ちやすくなります。
きれいな状態を保つポイントは、毎回完璧に磨くことではありません。最後に入浴した人が汚れを流す、水滴を減らす、十分に換気するという短いリセットを続け、落としきれない部分を週1回見直すことです。
この記事では、毎日・週1回・月1回に分けて、無理なく続けられるお風呂掃除の習慣を紹介します。
CHECK
最初に押さえる3つの基本
- 入浴後に皮脂や泡を残さない
- 壁・鏡・カウンターの水滴を減らす
- 換気扇や窓は住宅設備の説明書に従って使う
お風呂が汚れやすい原因
浴室では、皮脂、石けんかす、水道水に含まれる成分、髪の毛など複数の汚れが重なります。LIXILはカビが発生しやすい条件として、温度・湿度・栄養分を挙げています。入浴後の暖かく湿った浴室に皮脂や汚れが残ると、カビが育ちやすい環境になります。
カビ
ゴムパッキン、目地、ドア付近、天井など、水分が残りやすく掃除しにくい場所に発生しやすい汚れです。
水垢
鏡、蛇口、シャワーまわりに付く白いうろこ状の汚れです。水滴が乾く前に取り除くと、固着を減らしやすくなります。
石けんかす・皮脂汚れ
浴槽、床、壁の低い位置、椅子や洗面器に残りやすい汚れです。放置するとざらつきや黒ずみの原因になります。
ピンク色の汚れ
床の隅、排水口、ボトルの底などで目立ちます。見つけた段階で浴室用洗剤を使い、早めに落とすと掃除の負担を抑えられます。

ボトルや掃除用品を浮かせると、底面に水がたまりにくくなり、掃除もしやすくなります。お風呂をきれいに保つ毎日の掃除習慣
最後に入浴した人が、次の5工程をまとめて行います。すべてを念入りに磨くのではなく、汚れと水分を翌日まで残さないことを優先します。
STEP 1 髪の毛と使った物を片付ける
排水口の髪の毛や目立つごみを取り、椅子、洗面器、ボトル類を水切れのよい定位置へ戻します。
STEP 2 泡と皮脂をシャワーで流す
浴槽、床、壁の低い位置、椅子や洗面器など、泡や皮脂が付いた場所を中心に流します。高温のお湯を長時間かけず、浴室設備の取扱説明書に従ってください。
STEP 3 目立つ汚れだけ軽く洗う
浴槽のざらつき、床のぬめり、ボトル底の汚れなどを確認し、必要な部分だけ浴室用中性洗剤と柔らかいスポンジで洗います。
STEP 4 壁・鏡・蛇口の水滴を取る
スクイージーで上から下へ水を切り、鏡や蛇口は乾いたクロスで仕上げます。毎日すべての壁を拭くのが難しい場合は、鏡、蛇口、ドア付近を優先します。

壁や鏡に残った水滴をスクイージーで取り、水垢とカビの原因になる湿気を減らします。STEP 5 排水口を確認して換気する
排水口に髪の毛を残さず、換気扇を作動させます。運転時間や窓・ドアの開閉方法は換気設備によって異なるため、住宅や機器の説明書を優先してください。
TIP
毎日全部を拭けなくても大丈夫
水垢が目立ちやすい鏡と蛇口、カビが気になるドア付近から始めます。スクイージーとクロスを浴室の出口近くに置くと、入浴後の動線へ組み込みやすくなります。
毎日・週1回・月1回の掃除範囲
頻度ごとに掃除する場所
毎日は汚れと水分を残さず、細かい場所を週1回・月1回に分けます。
| 頻度 | 主な場所 | 目的 | 目安 |
|---|---|---|---|
| 毎日 | 浴槽・床・壁・鏡・排水口 | 泡、皮脂、水滴を残さない | 入浴後3〜5分 |
| 週1回 | 排水口部品・椅子・ボトル底・ドア溝 | ぬめりと蓄積汚れをリセットする | 汚れに合わせて実施 |
| 月1回 | 換気扇フィルター・天井・収納 | 見えにくい場所を確認する | 取扱説明書を確認 |
※素材や設備によって使える洗剤・掃除方法が異なります。浴室と換気設備の取扱説明書を優先してください。
週1回は見えにくい場所をリセットする
- 排水口のふた、ヘアキャッチャー、外せる部品
- 風呂椅子と洗面器の裏側
- シャンプーボトルの底と棚
- ドア下部の溝とゴムパッキン
- 鏡、蛇口、シャワーホースの水垢
一度に全部行う必要はありません。「今週は排水口」「次はボトルと棚」のように分けると続けやすくなります。汚れを落とした後は洗剤を十分に流し、水分を減らして換気します。
月1回は換気扇と高い場所を確認する
換気扇の吸い込み口やフィルターにほこりがたまると、十分に換気しにくくなることがあります。電源を切り、外せる部品と掃除方法を説明書で確認してから作業してください。
天井や高い壁は、柄の長い掃除道具を使い、無理に浴槽の縁や椅子へ乗らないようにします。浴槽エプロンは外せない製品もあるため、自己判断で分解しないでください。
WARNING
塩素系と酸性の製品は絶対に混ぜない
塩素系のカビ取り剤や漂白剤と、酸性洗剤・クエン酸・酢などが混ざると、有害な塩素ガスが発生する危険があります。同時使用や連続使用を避け、表示を読み、十分に換気してください。別の製品へ替える場合も、前の洗剤を水で十分に洗い流します。
きれいな状態を保ちやすい収納のコツ
- ボトルや掃除道具を床へ直置きしない
- 椅子と洗面器は水が切れる向きで置く
- 使っていない試供品や空ボトルを減らす
- スクイージーとクロスを出口近くへ置く
- 家族で「最後の人が換気する」ルールを共有する
物が少ない浴室は、水滴を取りやすく、ボトルの底や棚の汚れにも早く気づけます。新しい収納用品を増やす前に、現在使っていない物を減らすことから始めましょう。
お風呂掃除でよくある質問
入浴後は冷水をかけるべきですか?
汚れを流して浴室内の温度を下げる考え方はありますが、設備や季節によって適切な方法が異なります。浴室の説明書を確認し、水分を減らして十分に換気することまでセットで行ってください。
カビ取り剤は毎日使った方がよいですか?
毎日の基本は、汚れを流し、水滴を減らし、換気することです。カビ取り剤は必要な場所に限定し、製品表示に記載された使用方法、放置時間、換気、保護具を守ってください。
クエン酸や酢は水垢掃除に使えますか?
素材によっては傷みや変色の原因になるため、浴室メーカーと製品の表示を確認します。塩素系製品とは絶対に併用せず、自己流で洗剤を混ぜないでください。
換気扇は何時間回せばよいですか?
浴室の広さ、湿度、換気設備によって異なります。一定時間を一律に決めず、住宅設備や換気扇の説明書に従い、壁や床の乾き具合も確認してください。
まとめ|汚れを落とすより、残さない習慣を作る
SUMMARY
毎日の短いリセットでカビと水垢を防ぐ
- 入浴後に泡と皮脂を流す
- 鏡・蛇口・ドア付近の水滴を優先して取る
- 排水口の髪の毛を残さず、設備に合った方法で換気する
- 週1回はボトル底やドア溝、月1回は換気扇を確認する
- 洗剤は表示を守り、塩素系と酸性を絶対に混ぜない
まずはスクイージーを手に取りやすい場所へ置き、今夜の入浴後に鏡と蛇口の水滴だけ取るところから始めてみましょう。
参考:LIXIL「浴室のカビを防ぐポイント」、花王「浴室のカビを防ぐには?」、厚生労働省「塩素系洗浄剤等の事故防止」(2026年8月確認)
